失敗からなかなか立ち直れない性格に、ため息ついてるあなた。70代になれば解決します。
そして、あっという間なんです、70代になるのなんて。(ホント!!)
わかいころはひとまも、かなり長くくよくよしてたな~。
きょう、長いあいだ気になってた低価格帯の婦人服の店「hello」ハローで初めて買いものをした。
とても小さな婦人服の店「Hello」は、わたしの散歩コースに数年前出現した。そこには、以前は作業服や軍手なんかを売る店があったように記憶している。
〈HELLO〉 やってけるのかな?と、老婆心で眺めてた
北本通りを、「なとり」社屋と消防署とのあいだを入ったこの通りには、
とうてい、小店の〈HELLO 〉が、たちうちできるあいてではない
〈ユニクロ〉や、2階で庶民向け婦人服も大量にあつかってる住友商事が100%出資の〈サミット〉がある。
横を通るたびに、羨望のあまりひとまのちいさな胸がシクシクし、息苦しくなる〈王子住宅公園〉なんていうのもある。アパレルとは関係ないけど…。
しかし、基本的には個人の住宅がならび、そのあいだに、女性がひとりでやってる床屋さん、焼き肉屋やラーメン店、から揚げ弁当の店、靴修理の店など小店が点在してるだけで、さして人通りも多くない。
こんな場所で、どんなひとがやってるのか知らないけれど、やってけるのかな?と、70代の老婆心で、ときどき遠くから眺めてた。
先日「閉店セール」と書いてあったような気がしたけど…、
店が開いていて、今日はそのビラもない。ひとまの見まちがいだったのか?
とにかく、よかった。
(なにかひとまに買えるモノがあるといいな)と思いながら、店頭で商品を選んでいたら、お店の経営者だろうか、女性が、それとなく背後をやさしい気配で通ったりしたけれど、声をかけることはなかった。
(ムム、いい感じ。心づかいがある。ひとまは、声をかけられたら面倒なので、声をかけられそうな店での買い物は苦手だ)
今日は、うれしいことに、ちょっと見ただけで何点か、わりと好みの商品が見えたので(しかも赤色数字^^)、じっくり眺めていったら4点ほど買う気になった。
「HELLO」ではVISA カードが使える
「HELLO」ではVISA カードが使えた。
VISAカードは店側に費用がかかるらしい。
だから、小さな店ではときどき断られる。「HELLO」って、こんな小さな店なのに頑張ってる。手数料、泣きたい気もちだろうに、健気。
ふだん、財布に現金をほとんど入れていないひとまにはうれしいけどね。
支払うためにちいさなカウンターごしに向き合った店主らしい女性は、色白の優しそうな印象の、70代のひとまから見れば「女の子」とおもえる、20代半ばに見えた。
応援したい、とおもっても、断捨離待ちの古着が小さな住まいにギッシリのひとまには、祈ることしかできないけど。
数年前、姉がくれたお古のセーターに穴とシミが…
買ってきた服をさっそく着てみようと、それまで着ていたセーターを脱いだら、
背中には穴、前には食べこぼしの小さなシミを発見!
数年前、姉がくれたお古で、濁った緑色は苦手だが、肌ざわりと着心地がやけにいいので、家で机に向かうときは毎日のように愛用しているが、穴にもシミにも気づいていなかった。
今日は、すぐ近くを散歩だけして帰るつもりだったので着替えずでかけたのだった。
「HELLO」さん、見送ってくれた時、すくなくとも背中の穴から白いブラウスが見えちゃったのはほぼ確実だろうね。……。
しかし、70代になると、こういうさまつな恥からの立ち直りは早い。
わかいころのひとまだったら、死ぬほど恥ずかしかった。
乗りこえてきた数かぎりない失敗や苦労が、人を鍛える。
いま恥ずかしがりで、気が弱くて悩んでるあなた。
とりあえず、70代まで長生きしてみなさい。解決するから。
ところでHELLO が、営業日を表示して休みが多いのは、この小さな店を維持するために、よそで働いてるからかもしれない…。
って、ひとまは勝手に推量してるんだけど。
こんど聞いてみよ。繊細なひとまとしては、聞きにくいけど…。
まあ、70代なんだし。
もし、聞けたら、ここに書きますね。
短歌
・もし有れば孫の年かとおもう女性(ひと)の小店で買えり白きブラウス
・われもまた若き葉の日を経てここに枯れ果てるまでの錦秋化粧(けわ)う
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